狭心症とは、冠状動脈が一時的に動脈硬化あるいは冠状動脈の痙攣(攣縮)により心臓の筋肉に充分血流がいかなくなる病気です。
通常、5−10分程度の痛みを前胸部に認めます。 確定診断は、発作中の心電図で行います。ただし、発作は、非常に短時間で改善するため現実問題として発作中の心電図を施行することは困難です。
動脈硬化によって冠状動脈が細くなるタイプの狭心症の場合、発作は労作時に起こる事が多く自転車やベルトの上を走ってもらったりしながら心電図を測定し確定診断を行います(エルゴメーター、トレッドミル負荷心電図)。
冠状動脈が痙攣(攣縮)を起こすタイプの狭心症は、朝方に起こる事が多く非常に確定診断が困難です。
明らかな場合は24時間心電図(ホルター心電図)にて確定診断がつくことがあります。
【心筋梗塞】 心筋梗塞とは、心臓を養っている血管(冠状動脈)が一時的につまることにより心筋の一部が死んでしまう(壊死)病気です。
一般的に30分以上胸痛が持続すると心筋の壊死が始まると言われています。 心筋梗塞は、心不全や不整脈、心破裂などの合併症があり生命に危険を及ぼす可能性がある疾患です。ただし、急性心筋梗塞にて専門施設に到着しますと救命率は90%以上です。30分以上きびしい胸痛を認める場合は救急車の要請を必要とします。
心筋梗塞を発症して12時間以内であれば詰まった血管を再び開通さす内科的な手術(経費的冠動脈形成術;emergency PTCA)を一般的には施行します。
PTCAは通常足の太い血管(大腿動脈)より管(カテーテル)を心臓の血管まで挿入し図のように詰まっているところに風船を広げます。