高血圧は、高脂血症(脂質異常症)同様通常は極端な血圧の上昇(200mmHg以上)以外はほとんど自覚症状をほとんど認めない疾患です。
頭の血流はその他の体の血圧が変動しても一定に保つ機構がついているおかげです。
それでは、なぜ血圧が高いと薬を服用しないといけないのか?
それは、脳卒中や虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)などの動脈硬化疾患予防のためです。
下記のグラフは高血圧症で薬を服用していなかった群(プラセボ)と内服群との予後を表したものです。
明らかに服用されていなかった群の方が生存率の低下をみます。 |
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ですから、高血圧は自覚症状の有無にかかわらずきっちりと服用することが重要となります。
薬の追加、変更、減量についてはホームドクターと相談のうえ納得を得てからにしてください。少なくとも自分本意にも医師本意にもならないように気をつけてください。
次項グラフにあるように高血圧患者さんにおいて降圧剤を内服していただく方が明らかに生存率を上げる傾向にあります。つまり、自覚症状の有無にかかわらず内服治療を続ける必要性があります。
また、以前は高齢になればなるほど動脈硬化は促進していくため年齢に応じた血圧があるといわれており御高齢の方は血圧が高くても放置しておいてもよいとも言われていました。
しかし、最近になりより厳密な血圧コントロールが必要であるとされこのほどガイドラインが提示されました。(後述) |
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【目標血圧】
それでは、血圧はどれくらいがよいのか?まず、その前に血圧というのは、非常に変化しやすいものであるということを御理解ください。つまり、寝不足・過労・ストレス・痛み・運動・気候などの因子により人によっては10〜20mmHg以上の変動があります。ですから、一度だけ良くてもまた、一度だけ悪くてもそれが真の血圧かどうかはわかりません。大事なことは、だいたい常日頃にどの範囲にあるかが大事なのです。
また、家庭内での血圧と院内での血圧と個人差はありますが10mmHg程度の差があります。通常は院内で測定する方が高くなります。これには非常に個人差があります。白衣高血圧と言って病院の医師や看護婦の白衣を見るだけで血圧が上がる方もおられます。ですから、個人・個人によって微妙に変わりますが下記に記載したものは2000年に高血圧ガイドラインが提示したもので通常院内にて測定する圧です。 |
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| 表1 血圧値の分類 |
| 分類 |
最大(収縮期)血圧 |
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最小(拡張期)血圧 |
| 至適血圧 |
120未満 |
かつ |
80未満 |
| 正常血圧 |
130未満 |
かつ |
85未満 |
| 正常高値血圧 |
130〜139 |
または |
85〜89 |
| 軽症高血圧 |
140〜159 |
または |
90〜99 |
| 中等症高血圧 |
160〜179 |
または |
100〜109 |
| 重症高血圧 |
180以上 |
または |
110以上 |
| 収縮期高血圧
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140以上 |
かつ |
90未満 |
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**なお、家庭で測定した場合には135/80mmHg(いずれか片方でも)以上の場合を
高血圧とします。 |
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【食事】 高血圧と生活習慣とは非常に関係があります。適度な運動(歩行)、体重コントロール、塩分量の制限、禁煙は血圧のコントロールには重要です。参考のために下に食物の塩分量を提示させていただきました。 |
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