医療法人社団宏久会 泉岡医院
標榜科目:内科/循環器内科/小児科/放射線科
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ひとくちメモ
高脂血症(脂質異常症)について
 
通常、胃潰瘍や胆石などの病気ではお腹が痛くなったり自覚症状を認める疾患が多くあります。
高脂血症(脂質異常症)では、いくら悪くても自覚症状としては認めません。
それでは、なぜ薬を飲まないといけないのか?それは、高脂血症(脂質異常症)は血管の動脈硬化を進展させ急性心筋梗塞や脳卒中の原因となります。
急性心筋梗塞も脳卒中も突然発症し、生命に危険を及ぼしたり後遺症を残したりします。日頃の高脂血症(脂質異常症)のコントロールがこれらの病気の予防となります。
血管の動脈硬化は下記の図にあるように進んでいきますが通常、心臓の血管(冠状動脈)の場合高度狭窄(90%狭窄)にならないと症状や通常の検査では異常が出ないと言われています。動脈硬化は知らない間にゆっくりと進行していきます。
高脂血症(脂質異常症)イメージ
また、下記の図にあるように高脂血症(脂質異常症)は、虚血性心疾患はのみならず総死亡率まで上昇します。
グラフ
下記の図は、高脂血症(脂質異常症)の方が高脂血症(脂質異常症)薬を内服しコレステロールをコントロールすることにより心臓発作が抑えられるかを見たものです。高脂血症(脂質異常症)を放置した群(プラセボ群)に比べ内服群(プラバシタチン群)は明らかに心臓発作が抑えられています。

グラフ

 

【目標値】
コレステロールの目標値は冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞)があるかないかとその他の危険因子があるかないかで異なります。目標値は下図にあるようになります。
血清コレステロールの治療目標値
カテゴリー
治療目標値

冠動脈疾患(−)

他の危険因子(−)

LDL−コレステロール140 mmg/dl未満

(総コレステロール220 mmg/dl未満)

冠動脈疾患(−)

他の危険因子(+)

LDL−コレステロール120 mmg/dl未満

(総コレステロール200 mmg/dl未満)

冠動脈疾患(+)

 

LDL−コレステロール100 mmg/dl未満

(総コレステロール180 mmg/dl未満)

高コレステロール血症以外の動脈硬化危険因子
加齢(男性:45歳以上、女性:閉経後)
冠動脈疾患の家族歴
喫煙習慣
高血圧
肥満
耐糖能異常
高トリグリセリン血症
低HDL−コレステロール血症
高脂血症(脂質異常症)の治療目標めやすイメージ
 
 
 
【日常生活について】
コレステロールのコントロールには薬物によることも重要ですがその上に生活習慣というものも非常に左右します。食事、適度な運動(速歩など)、体重コントロールなどは非常に重要です。食事については、極端にコレステロールを多い食物(たまごなど)を制限して後は満遍なく適量を摂取することが重要となります。下に日常の食物でのコレステロール量を提示しました。
コレステロールに注意イメージ
 
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